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脳画像を効率的にみる6STEP!「脳画像はどれからみる?」の最適解を徹底解説!

脳画像の種類はCTやMRI、そしてMRIの中にもFLAIRやDWIなど様々ありますが、

皆さんは脳画像を見る順番をどうやって決めていますか?

カスミ
カスミ

脳画像ってたくさんあるんですけど、どの順番でみたら良いかいまいちわかってなくて…

脳画像を見る上でよく聞く質問の多くが、

どの画像をどういった順序で見るべきか

になります。

脳画像は大きくCTMRIの2種類に分けられ、さらにMRIは複数の種類があるため、実際にどの脳画像からみれば良いのかよく悩みます!

その際に知っておいて欲しいのは、それぞれの画像の特性を知り、効率的にかつ疾患特徴を捉えた画像を選択することです。

リハアイデア
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必要ない時間はできるだけ短縮しようね!

今回は脳画像を見る上で、どういった順番でみるべきか?を脳画像の特性を踏まえた上で解説していきます!

この記事を読んで分かること
  1. 脳画像をみる順番が理解できる
  2. それぞれの脳画像の特徴やみるべきポイントが理解できる
  3. 効率的に脳画像がみることができる

それではスタート!

初めに必ず押さえるべきポイント

まず大事なことは脳画像を見る前に疾患名がわかればそれをあらかじめ確認することです。

カスミ
カスミ

疾患名って被殻出血とか、MCA梗塞とかですか?

リハアイデア
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おっ、素晴らしい!まずはそこを把握するのが脳画像を見分ける一番の近道だよ!

脳画像は脳出血・脳梗塞の大きく2つの分類されるため、まずはカルテなどからどちらかを把握することが大事です。

その上で、それぞれの特徴に応じてみるべき脳画像がまず選定されます。

疾患から脳画像を選定する

脳出血=CT画像
脳梗塞=MRI画像

その上で、実際にCT画像はどれで、MRI画像はどの種類を選べば良いかをわけていきます!

脳画像の種類

脳画像を最も効率的にみる順番は?

リハアイデア
リハアイデア

ここからは実際に脳画像を見分けていく際に考えていることをチャート形式にしながらわかりやすくまとめていきたいと思います!

疾患名の把握

まずは上記のように疾患名からみるべき脳画像を把握していきます。

ただ脳梗塞・脳出血に関わらず基本的にはCT画像からみることをオススメします!

*なぜCT画像からみるかというと、脳梗塞の場合においても発症からの経過時間をおおよそ把握することが可能となります。

例えばCT画像(脳梗塞の場合)で
・はっきり映らない→発症してすぐでtPAの適応可能性あり
・はっきり写っている→発症して時間経過あり

というように、CT画像から経過としての予後を把握することができます。

CT画像をみる

病巣が白く映っていれば脳出血、病巣が黒くもしくは何も映っていない場合は脳梗塞を疑い次に、DWI(拡散強調画像)をみます。

まずはCT画像から確認
DWIから脳梗塞部位を探す

DWIは頭蓋骨がない脳画像です。

DWIの特徴


白く映っていれば脳梗塞、黒く映っている部分は陳旧性(古い)脳梗塞、もしくは何も映っていない場合はTIAなどの一過性の脳虚血などを疑います。

DWIで脳梗塞の状態を知る

(脳出血の場合)部位・出血範囲の詳細を知る

脳出血の場合はCT画像を見た後に、さらに出血部位を細かくみるためにT1強調画像を、出血部位の周囲の浮腫などを確認するためにT2強調画像をみていきます。

脳出血においてより詳細に画像をみる
脳梗塞をFLAIR画像で確認

DWI画像にて脳梗塞を確認した後は、さらに細かい梗塞部位や範囲をみるためにFLAIR画像を確認していく

脳梗塞部位をより詳細までみる
MRAで血管状態を確認

脳血管の状態を知るためや、再発リスクなどを確認するためにもMRAにて血管状態を把握する。

MRA画像
MRAで血管動態を確認

脳画像を見る順番のまとめ

画像をみる順番は上記6STEPを踏むことをオススメします!

脳画像を見る6STEP
  1. 疾患名の把握(Dr診断からおおよその理解をする)
  2. CT画像を見る(出血と梗塞を見分ける、発症時期の把握)
  3. (脳梗塞の場合)DWIを見る(新鮮梗塞の確認)
  4. (脳出血の場合)T1で出血部位の詳細を、T2で浮腫の程度感をみる
  5. (脳梗塞の場合)FLAIRで梗塞部位をより詳細にみる
  6. MRAをみる(血管動態から脳の状態を可視化する)

カスミ
カスミ

こうやってチャートを踏んで脳画像をみていくと、イメージがつきやすいです!

リハアイデア
リハアイデア

ただやみくもに脳画像をみるんじゃなくて、順を追って適切に脳画像をみつけられるようになったら良いね♪

脳画像を見るにも必ず効率的にみるべきポイントがあります。

まずはその【型】を学びながら、臨床場面で脳画像をしっかりみれるセラピストになることを目指していきましょう!

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それでは、また!!

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